ドイツへいざ、ワーキングホリデーに

何かを、変えたいと思った。

今に不自由しているかと言われたら、むしろ充実している。
仕事はあるし、友達もいる。
楽しくないわけじゃない。

結婚していく友達、子どもが生まれる友達。
「私はまず相手を見つけなくちゃ」と笑っている自分に違和感。
本当にそんなこと思ってるのか?

ふと目に飛び込んだ、ドイツでのワーキングホリデーの広告。
大学のとき、アメリカに留学したことはあった。
だから、日常の英会話くらいはできる。
言葉の通じない国に行って、知らない世界を見てこようか。

ドイツ語は、本当に初めてだった。
でも、この年になって「初めてのこと」というのは逆に新鮮。
どれだけ日常に飽き飽きしていたのかがよく分かる。

ドイツに行こうと思わなければ、そんなことにも気づかなかった。

人生をやり直すなんて、そんな大きな目標があるわけじゃない。
ただ、今目の前にある世界以外にも自分の居場所を見つけたい。
なんとなくそう思った。

ワーホリの説明会に行くと、同じくらいの年齢で1人で参加している女性が何人かいた。
席が近かったので、知らない人なのに話しかけてみる。
いつもの自分なら絶対にそんなことはしないのに。
何かを始めようとワクワクしているとき、こんなにも大胆になれるなんて。